中日新聞 2014年5月20日(知覚過敏について)

「教えてドクターQ&Aのコーナー」でみなさまの悩みや疑問にお答えしました。

Q)歯磨きをすると、奥歯がしみるような痛みがあります。以前、かかり付け医で知覚過敏と言われ、特に治療はしませんでしたが、最近どうしても気になります。知覚過敏は治療できるのでしょうか?

A)知覚過敏とは、虫歯や歯周病でないのに歯磨きをした時「ピリピリッ」と電気が走ったように痛んだり、冷たい水を飲んだ時に「キ~ン」としみたりする現象で、原因や症状、痛みの程度は人それぞれです。知覚過敏は歯の表面部分のエナメル質が何らかの原因削れて、象牙質が露出することによっておこります。象牙質は細い管で神経とつながっているのでそこに様々な刺激が加わって、「ズキン!」といった歯がしみる症状へと繋がります。エナメル質が削れる原因は不適切な歯磨きや歯ぎしり、食いしばりといった過大な力が歯に加わることなどさまざまです。治療法としては、軽症では塗り薬等で歯根の表面をコーティングしたり、レーザー治療をします。少し重症で歯根のくびれが大きい場合は、歯と同じ色をしたセメントやレジンという材料で埋めて刺激を遮断する方法があります。最悪では神経をとる方法もあります。歯がしみるのは知覚過敏以外にも虫歯や歯周病でも起こります。「歯がしみる=知覚過敏」だと自己判断で勝手に思っても、実は虫歯だった、歯周病だったということも珍しくないため、歯がしみるようになったら早めに歯科医院を受診して下さい。